ACマスターカードの在籍確認を解説!いつどこに?電話内容やバレる可能性は?
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ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。
この記事の目次
ACマスターカードへの申込を検討しているけれど、気になるのは在籍確認。
職場に電話をかけられることで上司や同僚にバレたり勘ぐられたりするのは避けたいですよね?
そこで今回はACマスターカードの在籍確認について徹底解説!
いつどこに電話がかかってくるのか? 具体的な電話での会話内容やバレる可能性の有無などをメインに解説していきたいと思います。
実は、“在籍確認自体”を無くすことは無理ですが、電話を無くせる可能性は十分にあるのですね。
アコムに電話以外の方法で在籍確認を行ってもらう方法を解説しています。
そもそもなぜ、在籍確認は行われるの? 無い方が助かるのに!
在籍確認の中身を見て行く前に、まずはそもそもなぜ、在籍確認というものが行われるのか? について説明しておきたいと思います。
ユーザーとしては在籍確認なんて無い方が助かるのですが、行われる理由を知ると「確かに」と納得できる部分もあるのですね。
では何故、在籍確認は行われるのでしょう? 結論から言ってしまうと・・・
ズバリ、貸倒れのリスクを未然に防ぐ為ですね。
というのもアコム側が最も困るのが、カード代金が払われずに貸倒れの状態になる事。
クレジットカードの事業というのは、カード代金の数パーセントをカード会社が手数料として得るビジネスモデルのため、一人の人間が代金を支払わなくなるだけで、あっという間に何人分もの利益が吹っ飛んでしまうのですね。
仮に裁判まですれば、未払いの料金を回収することは出来ますが、そんなことをしていては利益が残りません。何故なら、裁判をするにも人件費や手数料がかかるからです。
だからカード発行の審査では、そういった粗悪なユーザーを排除するために、申込をしてきた人に「返済能力があるか?」「きちんと職に就いているのか?」という点をしっかり見るようにしているのですね。
では、申込をしてきた人に「返済能力があるか?」「きちんと職に就いているのか?」を確かめるにはどうすれば良いでしょう?
ズバリ、申込時に書いてあった職場に電話をかけて、本当にそこで働いているか? を確かめれば良いのですね。
実際に申告通りに働いていれば、一定の収入があることが確認できます。
具体的な給料の額は分からないものの、少なくとも、「そこで働いていて一定の収入を得ている」ことは確認できるわけです。
だから、在籍確認は行われるのですね。
在籍確認を無しにする方法は無いの?
在籍確認は、申込者に「返済能力があるか?」「きちんと職に就いているのか?」を確かめる非常に重要な審査の為、これ自体を無くすことは不可能ですが、実は、「在籍確認の電話」を無くすことのできる可能性はあるのですね。
というのも、「会社に電話をかける」という方法以外にも、会社に在籍しているかを確かめる方法はあるからですね。
ただ、「会社に電話をかける」という方法が最もシンプルで確実性が高いのは間違いないところ。だからアコムに電話以外の方法での在籍確認を行ってもらう場合にはいくつか条件が付いてきます。
ただし条件といっても、そんなに難しいものではありません。
ポイントは、会社発行の健康保険を持っているかどうか? ですね。
詳しくは、以下の記事で詳しく解説しているので、在籍確認の電話を避けたい人はぜひチェックしてみて下さい。
在籍確認の電話は、いつかかってくるの?
次に気になるのが、在籍確認の電話いつかかってくるのか?という点です。出来れば誰しも、電話のある時間帯を事前に把握して待ち構えておきたいもの。
ですが結論から言うと、明確にいつかかってくるのか?というのは言えないのですね。
後ほど、日時指定の可否ついて説明していますが、理由によって概ねの日や時間帯についてはある程度指定できますが、ピンポイントでの指定は難しくなります。
ですが、ACマスターカードの審査の流れから概ねこの辺りの時間帯にかかってくるというのは予想が可能です。
まず、審査の段階において在籍確認はいつ行われるか?ですが、これは以下の通りとなっています。
【ACマスターカードの申込みからカード発行までの流れ】
- WEB申込み
- 仮審査(信用情報などをチェック)
- 仮審査合格
- 携帯への本人確認の電話
- 本人確認書類や必要書類の提出
- 本審査(この中で在籍確認を実施)
- 本審査合格
- 契約手続き
- カード発行
要は、在籍確認は一連の手続きの中でも最後の方に行われているのですね。
というのも、在籍確認は実際に会社に電話を行う必要があるため、手間とコスト(人件費・通話料)がかかるからです。
なので、それまでの審査項目でふるいにかけて、それらをパスした人だけにアコムも在籍確認の電話をしたい訳です。
だから、審査の過程における最終段階に在籍確認をもってきているのです。
では、概ね申し込みからどれぐらい経った時点で在籍確認の電話がかかって来るか?ですが
ACマスターカードは最短1時間で発行可能なクレジットカードであることを考えると、最短で申込から1時間程度となります。
ただ、実際には申込が混雑していることもあるので、1時間から3時間後ぐらいを目安に考えておけばよいでしょう。
もちろん、これは平日のお昼間限定のお話で、会社が休業日の場合や平日でも夕方以降など会社に誰も居ない状態の場合にはアコムが電話をかけても誰も出ない訳ですから、その場合は、翌営業日の午前中というのが目安になってきますね。
在籍確認の電話の日時は指定できる?
結論から言うと、「できる限り対応してくれる」ということになります。
例えば、「この時間じゃないと会社に誰もいない」とか「何曜日は会社が休みだからそこは外してほしい」、「この時間帯にしか出勤していない」といった要望については、応えてくれることが多いです。
というのも、アコム側としても無駄な電話をかける手間を省くことが出来るからですね。
それとは違い、例えば「何月何日の何時にかけてください」といったピンポイントの指定には、応じてくれないことが多いです。
というのも、その日時以外に電話をかけると「何か不都合なことがあるのか?」「隠し事があるのじゃないか?」と、アコム側が考えるからですね。
実際に、ネットの口コミを分析してみても、そういったピンポイントでの指定を行った場合には、あえて指定した日時以外に在籍確認をしてきた、という報告が結構あります。
アコムもそういった日時指定をしてくる人は、隠し事をしていたり、嘘をついてる傾向が高い、といったデータを持っているのでしょう。
仮に何もマズイ点がなかったとしても、印象としてマイナスのイメージを与えてしまうため、できれば過度の日時指定は避けたいところですね。
在籍確認の電話は、どこにかかってくるの?
これは、申込時に記入した会社の電話番号です。
他のクレジットカードも同様ですが、申し込みの際には必ず、「会社名・会社住所・会社電話番号・所属部署」などを記入する欄があります。
そこに記入した会社の電話番号に対し在籍確認の電話がかかってくるのですね。
記入の際に、本社の電話番号を書くのか?
それとも実際に働いている支社や支店か?
という疑問がありますが、これは後者ですね。実際に働いている支社や支店・店舗の電話番号を入力してもらえればOKです。
あとは、派遣方や自営業、アルバイト・パートの方など、働き方の違いによって若干イレギュラーな部分もあるので、以下にて少し補足しておきたいと思います。
派遣社員の場合
派遣社員の場合、在籍確認の電話がかかってくるのは派遣元会社なのか派遣先会社なのか、という疑問が生じます。
ズバリ言いますと、アコムでは派遣先にかかってくることが多いです。
なぜなら、派遣会社に登録はしているけれど、実際には働いておらず収入がないという可能性もあるからです。
だから、確実に働いていることが確認できる「派遣先」に電話がかかってくることが多いのですね。
自営業やフリーランスの場合
自営業の場合、申込時に記入した事務所の電話番号に在籍確認がかかってきます。
仕事用に固定電話を引いている場合はそれを書いておけば、問題ありません。
では、仕事用に固定電話を引いていない場合はどうなるのでしょうか?
その場合は、自宅の固定電話もしくは携帯電話に電話がかかることになります。
ただ、専用の固定電話を引いている方が審査では高く評価されるのでその点は注意しておきたいところです。
理由は、専用の固定電話を引いている方が「事業としてきちんと行っている」と認識されやすいからですね。
その他、少し話がずれますが自営業の方の審査の場合、重要視されるのが「安定した収入(売上)があるかどうか?」という点。
特に自営業については、収入に不安定な部分や不透明な部分が多いので、それらの不安要素を払拭できる資料を用意しておくことをお勧めします。
具体的には、役所が発行する所得証明書や、税務署の発行する納税証明書、確定申告を行っているなら関係書類を用意しておくと良いでしょう。
と、いいますか、自営業の場合はそれらのうちのいずれかの提出は必須だと思っておいた方が良いです。
アルバイト・パートの場合
アルバイトやパートの場合には、働いている店舗に在籍確認の電話があります。
運営会社ではなく、あくまでも働いている店舗ですね。
なので、申込の際には実際に働いている店舗や支店の電話番号を入力するようにしましょう。
電話に出られない時はどうなるの?
基本的に本人が電話に出られなくても問題ありません。
というのも、在籍確認は本人がその会社で本当に働いているのか? を確かめるものなので、本人が電話に出る必要はないのですね。
具体的には次のトピックで説明しますが、例えば、外出中の場合でも、休んでいる場合でも、会社の人が「席を外している旨」や「休んでいる旨」を伝えれば、在籍していること自体はきちんと確認が取れるので、それでOKなのですね。
在籍確認の電話内容は? どのような会話が行われるの?
多くの人が気になっているのがここでしょう!
実際に在籍確認ではどのような会話が行われるのか?これを知っておくと、随分安心することが出来ます。
電話をかけた時に本人が居る場合と不在の場合とを分けて、会話内容を紹介したいと思います。
電話をかけた時に本人が会社にいるパターン
アコム:「もしもし、私は○○(個人名)と申しますが、△△様はいらっしゃいますか?」
会社:「はい、おります。電話おつなぎいたします。」
アコム:「ありがとうございます。」
△△:「お待たせしました。△△でございます。」
アコム:「△△様ですか?ACマスターカードの在籍確認の電話です。確認が取れました。ありがとうございました。」
一字一句、全く同じではありませんが、基本的には以上のような会話が展開されます。
安心してもらいたいのは、アコムやACマスターカードといった、会社の同僚や上司に聞かれたくない言葉は一切使わないところです。
法律でも、本人以外の第三者に申込みの事実を話してはならないと規定されているので、アコム側もきっちり守ってくれるのですね。だからあくまでも、個人名でかけてくるのですね。
電話をかけた時に本人が不在のパターン
アコム:「もしもし、私は○○(個人名)と申しますが、△△様はいらっしゃいますか?」
会社:「今、△△は席を外しておりますがご用件は何でしょうか?伝えておきますが・・?」
アコム:「ありがとうございます。大丈夫です。また改めてご連絡差し上げます。」
以上のような会話になります。
ここでも、アコムやACマスターカードといった会社名は名乗りませんし、在籍確認の電話であることも、決して伝えませんので、安心して下さい。
在籍確認の電話がきっかけで会社の人にACマスターカードに申込んだことがバレることはあるの?
在籍確認の電話で「アコムのACマスターカードに申し込んだこと」が会社の人にばれることはあるのでしょうか?
100パーセントない、とは言い切れませんがその可能性は極めて低いです。
先ほども説明しましたが、担当者が「アコムやACマスターカードです」と名乗ることはあり得ません。
では、どんな場合にばれる可能性があるのでしょう?
主に、2パターン考えられます。
パターンその1 │ 電話を取った同僚や上司がクレジットカードの経験者であるため推測された
電話を取った同僚や上司がクレジットカードの経験者であるため推測された
今や誰しも1枚はクレジットカードを持っている時代。人によっては、2枚・3枚と持っていることも珍しいことではないでしょう。
その為、在籍確認の際にはどのような電話がかかってくるのか? というを知っている人も多いのですね。
特に「会社名を名乗らず個人名でかけてくるところ」、「用件を聞いても答えず掛け直す」という対応は独特ですので、分かる人には分かるのですね。
しかも今の時代、携帯を持っていない人はまず居ないですから、「会社の電話に個人宛てに」電話がかかる時点でピンとくる人もいると思います。
ただこの場合、安心してもらたいのは、「クレジットカードの在籍確認」だということを感知されたとしても、「それがACマスターカード」だということは一切バレない点。
仮に後からカードに申し込んだでしょ? と探りを入れられたとしても、自分からACマスターカードだと言わなければ会社の人にバレるのとは無いのですね。
パターンその2 │ 折り返し電話によってバレる
折り返し電話によってバレる
可能性としてはかなり低いのですが、実際にあり得るのがこのパターン。
そもそも、在籍確認の電話をかける際、アコムは番号を通知して電話をかけるのかというと、非通知にて電話をかけるのですね。
なのでアコムの番号が会社にバレたり、折り返しの電話をもらうことは基本的には無いのです。
ですが、会社によっては非通知での電話を拒否をしていることがありますよね?
そんな場合はどうなるのかというと、電話がつながらないことには在籍確認を行えないので、番号を通知した状態で電話をかけることになります。しかも、かけたタイミングが悪く、ちょうど誰も電話に出られない時だったとしたら?
そうです。アコムからの着信履歴が会社の電話に残ってしまうのですね。
通常、まともな会社であれば着信履歴を見て、折り返しの電話をかけることになります。するとアコムもこの時ばかりは「ACサービスセンター」を名乗るしかないのですね。
折り返しの電話を取ったアコムの人が、ちょうどあなたの会社に在籍確認の電話をかけた人であれば上手く機転を利かしてくれる可能性もありますが、全くそういった事情を知らない人であれば、「ACサービスセンター」と名乗ってしまうのは普通だと言えます。
そこで会社の人が聞きなれない「ACサービスセンター」という名前に違和感を覚え、ネットで検索されてしまったらアウト。
その時点では誰がアコムに申込んだのか?は分かりませんが、どちらにしても在籍確認はその時点で済んでいないので、後日に在籍確認の電話をかける必要があります。
その際、先日の「ACサービスセンターの件」と「今回の個人宛ての電話」とが結びつき、アコムに申込んだことがバレてしまったり、疑われてしまう可能性があるのですね。
可能性としてはかなり低いものの、こういった流れでバレてしまうこともゼロではないので、一応、頭に入れておいてもらえればと思います。
銀行や保険会社を名乗ってもらうことはできる?
確かに、在籍確認の時に銀行や保険会社などを名乗ってかけてもらえれば安心ですよね。
このように銀行や保険会社を名乗って電話をかけてもらうことは可能なのでしょうか?
結論から言うと・・・できません。
ちなみに、アコムの系列の三菱UFJ銀行を名乗ってもらうことも、できません。
気になるのは理由ですが・・・
ズバリ、別会社の名前を名乗ってしまうと詐欺罪に問われてしまう可能性があるからですね。
さすがに上場している会社がこのような法律に反する行為を行うことは出来ません。
なので、アコムに嘘を付いてもらい、銀行や保険会社などを名乗って電話をかけてもらうことは出来ないのですね。
仕事の件など電話の用件を指定することはできる?
同じように、仕事など、別件を述べて電話をかけてもらうことは可能なのでしょうか?
ズバリ、こちらもNGとなっています。
もしも、嘘を付いたことがバレてしまった場合、リスクを追うのはアコム側です。
しかも、世間的に少しのことで批評されやすい業種なので、もしも、そういった行為が表ざたになってしまった場合には、アコムが集中砲火を浴びてしまうのですね。
アコムの会社の評判に関わりますし、法律的にもマズイ点が多々あるため、こういったウソを付いてもらうことは出来ないのですね。
電話をかけてくる人の性別は指定できる?
実はこれは可能です。
というのも、人によっては女性から電話がかかることに不都合な方もおられるでしょう?
逆に、女性の場合は、男性に電話をかけられるのは困る・・という方も。特に既婚者の場合ですね。
在籍確認ということがバレなかったとしても、別のことで疑われたり、噂になってしまっては困ってしまいます。
なので、アコムでは、在籍確認の電話をかける人の性別を指定することが出来るようになっているのですね。
特に法律違反でも無いですし、嘘をついているというものでも無いのでこちらはOKとなっています。
在籍確認で審査落ちすることってあるの?
はい。あります。
どういった場合かというと・・・意識的かどうかは別として、申込時の嘘がばれてしまった場合ですね。
いくつかパターンはありますが、その中でもよくあるのが、すでに退職している会社を申込時に記入してしまったというもの。
特に、つい先日まで働いていたけど今は無職という場合は、審査を通すために退職済みの会社名を書いてしまうということがあると思います。
気持ち的には理解できますが、退職済みの会社を申告しことがバレてしまった場合には、嘘の申告をしたということで審査落ちしてしまうのですね。
他にも、休職中という場合に審査落ちすることがあります。
これは、各会社によってまちまちですが、在籍確認の電話をかけた際に本人が休職中であることが判明した場合は、「収入無し=返済能力なし」とみなされてしまうため、審査に落ちてしまうのですね。
また、派遣先に登録だけしているパターンもウソの申告とみなされ、落ちる要因になります。
何故なら、登録をしていても実際に就業していない場合には収入がない訳ですから、返済能力なしと判断されるからですね。
とにかく注意しなければいけないのは、自ら嘘を付いてしまった場合も、間違ってウソを申告してしまった場合も、ウソには変わりないという点。
これが原因で、アコムのブラックリストに載ってしまい、一生、ACマスターカードを持てなくなる可能性もあるのです。
他にも、これといった明確な基準はないのですが、ちょっとした違和感をアコムの担当者が感じた場合には、審査に落ちることがあります。
例えば、在籍確認の電話の声の後ろで明らかに職場とは違う音・声がする場合など。
また、電話での対応が悪すぎるという場合も、審査落ちの可能性があるようです。
機械的に決めるのではなく担当者の直感というものも加味されますので、気を付けたいところですね。