消費者金融から借りる5つのデメリット【メリットもあわせて解説】
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ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、多数のメディア編集業務に従事。その後、ファイナンシャルプランナー2級の資格を取得。FPとしての専門知識を活かし、カードローン、FX、不動産、保険など様々な情報におけるメディアの編集・監修業務を行ない、これまで計2000本以上の担当実績を誇る。ローン審査経験者などのインタビューなども多数行ない、専門知識と事実に基づいた信頼性の高い情報発信を心がけている。
こんな人におすすめ
- どうしてもお金が必要・・・
- 消費者金融で借りたいが少々不安・・・
- 利用するデメリットは?
お金が必要で借入をしたいものの、消費者金融から借りるのは不安。でも他に選択肢がないし...。このように考えている人はいませんか。
消費者金融はお金の融資をしていて、多くの人が利用しています。ただし、利用する前に特徴や仕組みを把握しておく必要はあります。
今回は、消費者金融で借りるデメリットについて解説しますので、その点をしっかり把握してから申込みをするようにしましょう。
消費者金融から借りるデメリット
消費者金融で借りるのはデメリットが多いのでは?と、感じている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
消費者金融は金融庁から認められた正式な金融機関です。法律で決められた範囲内で融資を行います。また漫画やアニメのように過度な取り立てはしません。
消費者金融に関するデメリットを挙げるとするならば、多少金利が高いということや、借入に慣れてしまう可能性があるという点でしょう。
消費者金融のデメリット
- 法律の範囲内だが金利は高め
- 専業主婦や無職は借りられない
- 総量規制で融資額の上限が決まっている
- 借り入れする癖がついてしまう可能性あり
- 他のローンの審査に影響する可能性がある
1.法律の範囲内だが金利は高め
消費者金融の金利は、他のローンと比較して、高い傾向にあると言えるでしょう。
消費者金融が提供しているサービスは、カードローンという、決められた限度額のなかで自由に借りられるサービスです。
このカードローンは、だいたいが年率18.0%の上限金利になっています。以下は大手消費者金融の金利です。
消費者金融 | 金利 |
---|---|
プロミス | 4.5%~17.8% |
アコム | 3.0%~18.0% |
アイフル | 4.5%~18.0% |
SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
レイク | 4.5%~18.0% |
例えば、一般的なローンのひとつ、自動車ローンであれば、高くても年率3%程度であることがほとんどです。そう考えると、消費者金融のカードローンは金利が高めと言えるでしょう。
ただ、これはカードローンが無担保・保証人なしで借りられるのが理由です。
自動車ローンや住宅ローンは借りたら返済するだけ。また、万が一返済できない場合でも自動車や住宅が担保になるため、金利が低くなっているのです。
銀行カードローンと比較しても金利は高め
カードローンは消費者金融だけではなく、銀行も取り扱っています。そして金利についてですが、銀行カードローンの方が低い傾向にあるのです。
初めて利用する人は、上限の金利になりやすいので、そちらに着目するのが良いでしょう。その上限金利なのですが、消費者金融は18%台なのがほとんどなのに対して、銀行は14%台が相場となっているのです。
2.専業主婦や無職は借りられない
消費者金融は専業主婦や無職の方は借入できません。理由としては、安定した収入がないからです。
消費者金融は担保も保証人も不要で申込ができますが、利用するためには以下条件を満たす必要があります。
安定収入がない人は、返済ができる見込みがないとして、消費者金融に断られてしまうのです。
職がないものの、どうしてもお金に困っているという方は、公的な制度の利用を検討してみましょう。
3.総量規制で融資額の上限が決まっている
消費者金融から借りられる金額は年収の3分の1までです。
これは総量規制という制度で、消費者金融はその人の年収の3分の1までしか融資してはいけないと決められているからです。
ちなみにこの3分の1というのは、他社借入も合算します。
例えば、年収300万円の人は、多くて100万円まで借りられるでしょう。しかし、既に他社から50万円借りていた場合は、多くても残り50万円となるのです。
4.借り入れする癖がついてしまう可能性あり
消費者金融のデメリット、それは借入をする癖がついてしまう可能性があるということです。これは注意していれば陥りませんが、人によっては借りてしまいます。
理由としては、カードローンは利用限度額の範囲内で、いつでもどこでも借入ができてしまうためです。
この点は商品を購入する際に一回だけ借りて返済していくだけの、一般的なローンとは違う仕組みです。
はじめは本当に厳しいから借りるという状態でも、あとあとは欲しいものがあるから借りる、遊びたいから借りると、どんどんと借入のハードルが下がらないように注意しましょう。
5.他のローンの審査に影響する可能性がある
消費者金融での借入・返済の記録は、信用情報に登録されています。
信用情報とは、カードローンやクレジットカードなど、お金に関する記録を登録した情報です。金融機関は、審査の際にこの信用情報を確認するのです。
もし仮に消費者金融で借りている金額が大きいと、他のローンの審査に響いてしまう可能性があります。借入があるということは返済もあるということ。つまり、既に返済が厳しい状態であるとみなされれば、融資はされません。
返済の滞納をすると影響が出る可能性あり
信用情報に滞納をした記録があると、他のローンで審査が不利になります。
滞納をした記録があると、「返済をしない人物」とみなされる可能性があるからです。
金融機関も、お金をきちんと返済しない人には、融資したくありません。
なお、この点については、カードローンだけではなくて、例えばクレジットカードで支払いの滞納をしても同様の状態になります。
消費者金融から借りるメリット
消費者金融で借入するのは何もデメリットだけではありません。消費者金融にはメリットもあります。それは非常に利便性が高いということです。
今すぐお金が必要だという場合に、手元にお金を用意できるのはカードローン強みです。
1.収入があればパート・アルバイトでも申込OK
ローンの利用となると、大企業で高給取りでないと利用できないと感じるかもしれませんが、カードローンはそんなことはありません。
パート・アルバイトでも、毎月決まったお給料をもらっているのであれば申し込みができます。
カードローンの返済は、一括ではなくて、何ヶ月かに分けて継続して払います。 そのため、給料の高さではなく、継続して収入を得ているかが重要になってくるのです。
2.最短60分でお金を借りられる
消費者金融のカードローンは審査が最短30分。申し込みから借入までにかかる時間は最短60分です。
カードローンは銀行も取り扱っていますが、申し込みをしたその日には借りることはできません。長い場合で一週間程度かかってしまいます。
どうしても今日中または明日中にお金を用意したい場合は、消費者金融を検討するのが良いでしょう。
3.申込みに必要なのはスマホと身分証だけ
ローンを利用するとなると、「必要な書類がたくさんあるのでは」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、カードローンであれば、スマートフォンと運転免許証をはじめとした身分証だけを用意すれば大丈夫です。
スマートフォンで必要な情報を入力した後、身分証明書をスマホカメラで撮影して、提出すれば完了します。ここまでの作業で大体10分ぐらいで完了します。
4.多くの提携ATMがあるので利便性が高い
消費者金融のカードローンは、「提携しているATMが多い」という強みがあります。大手消費者金融であれば、主要なコンビニ ATMで借入・返済が可能です。
基本的にコンビニ ATMは、24時間365日稼働しているので、困ったらすぐお金を借りられるでしょう。
返済については、毎月決まった金額だけではなく、追加で返済することもできます。その際はコンビニATMから柔軟に返済できます。
5.電話連絡や郵送物について相談できる
カードローンの審査の際に、会社への電話連絡があります。理由は、その人が本当に働いて収入を得ているのか確認するためです。
この会社への電話連絡について、不都合な人は相談をして、対応を変えてもらうことができます。
そのほか、郵送物が自宅へ届くのを変更することも可能です。借入・返済に使用するカードは、全国に多く設置してある自動契約機を用いて発行できます。
消費者金融での借り入れに向いている人
消費者金融のメリットとデメリットが分かったという場合でも、自分は利用するべきなのかどうか悩んでる人がいるでしょう。
ここでは消費者金融の利用に向いている人をご紹介します。 具体的には利便性を重視する人や融資スピードを重視する人は、消費者金融に向いているのです。
今すぐにでも手元にお金を用意したい人
今すぐお金を用意しないと生活が回らない人は、消費者金融のカードローンをご検討ください。最短60分後にはお金を用意できる可能性があります。長くても数日程度になるでしょう。
消費者金融の審査は、朝9時から夜21時まで行っています。審査終了の1時間前に申し込みをすれば、当日中に契約ができるでしょう。
契約後、カードを発行さえすれば、24時間提携しているATMで借入ができます。また、消費者金融のプロミスであれば、「瞬フリ」というサービスを活用して、24時間振り込みに対応している銀行へ振り込みすることができます。
はじめてカードローンの利用をする人
「初めてカードローンを利用するから使い方がよく分からない」という人にも消費者金融はおすすめです。
接客が非常に丁寧ですし、専用ダイヤルで何でも相談することができます。
くわえて、初めて利用する人限定で、無利息期間のサービスが付いてくることもあります。期間内に返済をすれば、利息の支払いが発生しません。
例えば、「はじめてのアコム♪」で有名なアコムは、利用者数がトップクラスで、オペレーターの女性も非常に丁寧でした。
少額で借りて短期間で返済をしたい人
金利が少し高めの消費者金融ですが、少額で短期の借入をするのであれば、それほど利息も大きくなりません。例えば、年率18%で3万円を借りて、30日後に返済した場合の利息は443円です。
また初めて契約する人であれば、一定期間無利息になるサービスを消費者金融は行っています。
レイクは初めて契約する人であれば、「60日間無利息(Web申込み限定)」
または、「借入額の5万円まで180日間無利息」のサービスを受けることができます。
※どちらも契約が200万円までの方限定
銀行系カードローンの審査に落ちた人
銀行カードローンに申し込みをして、審査に落ちた経験がある人は、消費者金融を検討してみるのも良いでしょう。
銀行カードローンと消費者金融で、審査の仕組みが異なります。たとえ別の銀行の審査に落ちたとしても、新たに申し込みをするところで通過する可能性があります。
銀行と比べて、消費者金融の審査は結果が出るのが早いです。そのため、銀行の審査に落ちて予定が狂ったという人にもおすすめします。
例えば、審査が早いアイフルはおすすめです。他の消費者金融は銀行のグループ会社ですが、アイフルは違うので違う結果も期待できます。
周りに借入の事実を知られたくない人
会社の人や家族にバレたくないという人は、消費者金融のカードローンがおすすめです。
会社への電話連絡は、消費者金融名を名乗らず、オペレーター個人の名前で行われます。
そのほか、郵送物についても無くすことができます。カードは自動契約機で発行できますし、明細書はWEBで確認することも可能です。
おすすめはSMBCモビットで、WEB完結申込を選べば、会社への電話連絡は発生しません。また借入についても、振込キャッシングとなるので、カードが自宅へ送られてくることもありません。
消費者金融に関する気になるポイント
消費者金融と聞くと、怖いイメージを思い浮かべる人もいるでしょう。 しかし、消費者金融は貸金業法という、法律に則って運営している安全な金融機関です。
法外な金利がつくことはありませんし、過度な取り立てをされることもありません。
サラ金、闇金とは異なるのか
消費者金融はかつて、サラ金(サラリーマン金融の略)として、個人に融資をしていました。昔は金利がさらに高く、なかには厳しい取り立てをしている業者もあったようです。
しかし現在の消費者金融は、法律で厳しく規制されています。金利を高くしたり、過度な取り立てをしたりするものなら罰せられるのです。
なお、闇金というのは、金融庁に登録をせず、無許可で営業している業者です。法外な金利で貸付を行い取り立ても行います。このような業者は避けて、知名度のある大手の消費者金融から借入を検討してください。
消費者金融で借りるのは危なくない
消費者金融は法改正されて、安全な利用ができるようになりました。金利は引き下げられて、取り立ても規制されています。
現在では、大手銀行のグループ会社になっている消費者金融もあります。例えば、プロミスで有名なSMBCコンシューマーファイナンスはSMBCグループに。アコムは、三菱UFJフィナンシャル・グループになっています。
グレーゾーン金利の問題は解決している
利息に関わる法律は「利息制限法」と「出資法」の2つあります。利息制限法では、年率15.0~20.0%が上限と定められております。また出資法では、年率20%までとなっています。
この出資法の金利を超えない限り、刑事罰にはならないのですが、昔は出資法の上限が高かったのです。そして、貸金業者は出資法の範囲内で貸付しており、グレーゾーン金利問題と呼ばれていました。
出資法は2000年~2010年の間は29.2%。さらに昔、1992年までは54.75%を上限と定めていました。しかし、今では出資法も改正されて最大でも年率20%までとなっております。
取り立てに関する規制もあるので安心
お金の返済が遅れてしまったときでも、消費者金融の督促は非常に丁寧です。まずは個人の携帯電話に連絡が入ります。それでも、出られない場合は手紙が自宅に送られるというのが一般的です。
貸金業法第21条「取立行為の規制」
で、生活に支障をきたすような取り立てはしてはいけないと定められています。
例えば、午後9時から午前8時までの間に電話することや、周囲に借金の事実を伝えるようなことはしません。
まとめ
消費者金融は利便性が高く、困ったときにはすぐ借りれるのが魅力的です。しかし利便性が高い分、借りすぎには注意した方が良いでしょう。
万が一借りすぎてしまうと、返済ができなくなり、信用情報が傷ついてしまう可能性があります。そうなれば、別のローンに申し込みをしても審査に落ちてしまう可能性があるでしょう。
消費者金融について、悪いイメージを持っているひともいるかもしれませんが、今では法律に則って運営している正式な金融機関です。
法外な金利ではありませんし、過度な取り立てもされないので安心してください。それよりは、自分自身で計画を立てて、必要な分だけを借りるというのが重要です。
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社名:新生フィナンシャル株式会社
登録番号:関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号
電話番号:0120-09-09-09
貸付条件
貸付利率:4.5%~18.0%(年率)
※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。
融資限度額 :1万円~500万円
返済方式:残高スライドリボルビング方式・元利定額リボルビング方式
必要書類:運転免許証等
※収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャルが必要とする場合)
返済期間・回数: 最長5年・最大60回
※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数は変動します。
利用対象:満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方)
収入条件:安定した収入のある方(パート・アルバイトで収入のある方も可)
遅延損害金: 20.0%(年率)
担保・保証人: 不要
※ご契約には所定の審査があります。貸付条件を確認し、借入と返済のバランスを考えて計画的に利用しましょう。
無利息に関して
・Webで初めてお申込みで60日間無利息
・初回契約翌日から無利息適用となります
・無利息期間経過後は通常金利適用となります
・Web以外の無人店舗やお電話で申込むと、お借入額全額30日間無利息またはお借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。
※60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。
※30日間無利息、60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。