無審査で即日融資が可能なカードローンは危険!ブラックでお金を借りたい場合の注意点
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ファイナンシャルプランナー
短大卒業後、準大手証券会社に勤務。証券会社在職中は、約500名のお客様の資産運用のアドバイスを担当。結婚退職後は、証券会社在職中に得た知識を活かし投資による資産形成を行った後、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。現在は個人事務所を立ち上げ、個別相談、執筆業務、マネーセミナー講師として活動中。著書に「幸せなお金持ちになるマネーレッスン♪(パブラボ)」がある。
この記事の目次
無審査で融資=「闇金」業者の可能性大
即日でお金を借りたいときに「無審査で即日融資可能」という広告を見ると、つい利用してみたくなると思う人も多いことでしょう。
しかし結論から言えば、無審査で即日融資を行っている業者はまず間違いなく闇金です。
なぜ闇金だと言い切れるのかは、そもそも審査が何のために行われているのかを知ることで理解しやすくなると思います。分かりやすく解説してきます。
カードローン申し込みの審査とは
消費者金融や銀行のカードローンに申し込むと、最初に必ず審査が行われます。審査の項目となるのは以下の通りです。
申し込み時の確認・審査
- 申し込み内容と本人確認書類の情報に相違はないか?
- 安定した収入があり返済能力はあるか?
- 申し込み者の信用情報に問題はないか?
ローンを取り扱う金融機関は慈善事業で融資をしているわけではなく、返済できる見込みのある人にしか融資はおこないません。
なぜなら、もし返済できない人が現れた場合、ローン会社は利息のみならず融資したお金も回収することができないので一方的な損失を被ることになるからです。
したがって融資の審査とは、ローン会社自身のために行っているという側面もあるのです。
審査は貸金業法で義務付けられている
正規の業者が審査をする理由としては「返済能力がない人には融資をしない」という理由があるからですが、もうひとつの理由があります。
それは「無審査で融資をすると貸金業法に違反する」からです。
消費者金融を規制する貸金業法には、ローンの申し込み者に対し「返済能力に関する調査をおこなうこと」そして「返済能力を超える貸付けはおこなってはならない」という取り決めがあります。
さらにこのルールを守らない貸金業者に対しては、貸金業の登録取り消しなどのペナルティーがあることも定められています。
利用者にとっては面倒な審査は避けて融資をお願いしたいところですが、きちんと審査をしている業者こそ「法律を遵守している安心できる業者」と言えるのです。
出典:電子政府の総合窓口:e-gov■貸金業法 第十三条 返済能力の調査
貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。
出典:電子政府の総合窓口:e-gov■貸金業法 第十三条の二 過剰貸付け等の禁
貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合において、前条第一項の規定による調査により、当該貸付けの契約が個人過剰貸付契約その他顧客等の返済能力を超える貸付けの契約と認められるときは、当該貸付けの契約を締結してはならない。
闇金・違法業者が危険である3つの理由
キャッシングサービスを利用したことのない人は、「闇金」や「違法業者」と聞いても具体的になにが危険なのか分かりずらいと思います。
さっそくですが闇金や違法業者が危険な理由は以下の3つです。
闇金・違法業者が危険な理由
- 1.貸金業の未登録業者は法律を守るつもりがない
- 2.返済を想定としていない法外な利息をふっかけられる
- 3.暴力的な取り立てを行う可能性がある
1. 貸金業の未登録業者は法律を守るつもりがない
審査をしない業者が違法業者の可能性が高い一つ目の理由として、「審査をしない業者は、貸金業の登録を受けていないケースが多い」という点があげられます。
貸金業登録を営むためには、都道府県知事や財務局長に申請を出して貸金業の登録許可を受ける必要があります。正規の登録を済ませているローン会社は、無審査で融資をすると貸金業の登録免許をはく奪されてしまいますので、必ず厳正な審査をします。
一方、違法な業者は審査をしないケースが多いのですが、これは審査をしなくても「そもそもはく奪される貸金業の登録免許が存在しない」という背景があるからです。
正規の登録をしていない貸金業者は、はじめから法律を守る意識はありませんので、「金利の設定」「取り立ての態度」などの面でも法外な対応をしてきます。
2.違法業者は返済されないことを想定して法外な利息をとっている
二つ目の理由は「審査をしない業者は法外な利息をとっている可能性がある」という点です。
正規の金融機関は、厳しい審査を通過した「返済見込みがある人」にしか融資をしませんので、法外な高金利を設定しなくても十分儲けを出せる仕組みになっています。
一方、無審査で融資をする業者は最初から「返済できない人」が発生することを想定して融資をおこないます。そのため一定の割合の人が返済不能になったとしても儲けが出るように「全員から法外な利息を取る」仕組みになっており、違法業者のなかには、実質年率で300%近い金利を設定しているところもあります。
以上のことから、審査をしない業者は「法外な高金利を貪る業者」と考えるべきですし、利息制限法などの法律も遵守するつもりのない、悪質な業者である可能性が高いといえます。
3.違法な取り立てをおこない利用者を追い込む
三つめの理由としては、無審査の業者は違法/暴力的な取り立てをする可能性が高いという点があげられます。
貸金業法には「暴力的な取り立てはおこなってはならない」というルールがあるため、正規の消費者金融は、滞納があっても夜間の取り立てや高圧的な言動はせずに督促をしてきます。
一方、違法業者は無審査で融資をしてくれますが、それは「返済されなくても暴力的な取り立てで借金を回収する自信」があるためです。
審査なしの違法業者から融資を受けた場合の末路
なかには「審査をしない違法貸金業者でお金を借りても、すぐに返済すれば問題ないのでは?」と思う人もいるかもしれません。たしかに違法な金利でも、短期間で返済すれば問題はないでしょう。
ただ違法業者を安易に利用すると、以下のような末路を迎えることになります。
高い利息と手数料の二重請求で苦しめられる
無審査やブラックでも融資OKといった業者のホームページをよく見ると、「金利は20%!手数料はたったの3,000円」といった文言をよく見かけます。
一見すると問題がないような金利設定ですが、よく見ると20%は年率ではなく「10日で20%」という場合があります。
つまり、1万円を借りて10日後に返済すると利息+元金で1万2,000円を返済しなければならないのです。さらに10日後に返済できないと、1万2,000円にさらに20%の金利がかかりますので、初回融資日から20日後には1万4,400円の返済が求められます。
ちなみに通常金利は「10日で20%」としている業者でも、初回融資時は30%の金利を取られるケースもありますし、利息のほかにも手数料がかかります。
したがって、仮に1万円の融資を申し込んでも実際に振り込まれるのは金利3,000円と手数料3,000円を差し引いた「4,000円のみ」というケースもよくある話です。
返済しようとしても拒まれ、利息が雪だるま式に膨れ上がる
違法業者は無審査で即日融資をしてくれるため、「3万円程度なら気軽に借りてすぐに返済すれば問題ない」と、違法業者とわかっていても安易に利用しようとする人もいます。
しかし違法業者から一度お金を借りると、返済しようとしても返済を拒まれ、どんどん利息が膨れ上がるというケースもありますので注意が必要です。返済を引き伸ばして利息を貪り取る手口は、違法業者の常套手段です。
実家や職場への取り立てや嫌がらせ
違法業者は融資をする際には甘い顔をしますが、返済が滞ると態度は一変し職場はもちろん、親族の家へも執拗な取り立てをおこないます。
違法業者のおこなう取り立ての手口の例
- 深夜の訪問
- 恫喝
- 張り紙
- 家族や職場への連絡
さすがに警察沙汰になるような暴力は控えるかもしれませんが、一度借りたら最後「圧力を掛けて追い込む」のが違法業者のやり方です。
違法業者間に自分の個人情報が出回るリスク
少額融資を申し込んで短期間で完済できたとしても、安心はできません。
一度違法業者を利用すると、完済後も個人情報は業者に残ったままになり「お金に困ったらすぐに借りてくれる顧客」として、別の違法業者に個人情報が譲り渡されるケースもあります。
こうなると見知らぬ業者から電話やSMSがはいったり、闇金業者から自宅にメールが届くケースもあります。
違法な貸金業者かどうかを見分ける方法
違法業者のなかには大手消費者金融の名前をかたったり、大手金融会社の公式サイトに似せたホームページを開設しているケースもあります。
一方で、はじめて聞くような貸金業者名であっても安心できる業者はたくさんありますので、「違法な業者かどうかを見分けるのは難しい」と思う人も多いことでしょう。
たしかに一見しただけでは違法業者かどうかを見分けるのは難しいのですが、いくつかのポイントを見極めればわかってきます。
貸金業者検索サービスを利用する
都道府県知事や財務局長に届け出をして、貸金業の登録を済ませた正規の業者であれば「金融庁の登録貸金業者情報検索サービス」で検索が可能です。
金融業者の電話番号などがわからなくても、屋号名だけでも検索が可能ですので「違法業者かどうか不安」という場合は、一度検索してみることをおすすめします。金融庁の検索サービスでヒットしない業者であれば、違法業者の可能性が高いといえます。
また、日本貸金業協会の公式サイトには、貸金業者の名前を入れると闇金かどうかが分かる「日本貸金業協会 ヤミ金(悪質業者)の検索ページ」があります。
ただし、闇金やソフト闇金は屋号名を頻繁に変えて営業しているケースもありますので、検索で出てこないこともあります。
違法業者の特徴
金融庁や日本貸金業協会の検索でヒットしない場合でも、以下の特徴をチェックすればおおよそ違法業者かどうかはわかります。
とくに貸金業の登録が確認できず、さらに店舗が実在しない貸金業者は要注意です。
店舗がない、HPに住所が記載されていない
違法業者は検挙されることを避けるために、店舗を構えずに営業するケースがほとんどです。また、公式サイトに店舗所在地の表示があったとしても、実在しない住所が使用されているケースもあります。
正規の貸金業者は「本社所在地、店舗所在地」はもちろん、各店舗の連絡先や営業時間も明記しています。
LINEや携帯電話で連絡をとろうとする
闇金やソフト闇金の公式サイトを見ると、連絡先として「LINEのID」や「携帯番号」が表示されているケースがあります。
違法業者は固定電話を使うと身元がバレるため、違法に入手した携帯電話を連絡先に使用します。
「LINEで連絡を取れるから便利」と思うかもしれませんが、固定電話がない業者こそ怪しいと思うべきです。
TwitterなどのSNSで個人間融資を装っている
Twitter上には「個人間融資面接なし即日融資可能」などというメッセージをよく見かけます。個人間融資を申し出ている人のなかには、極まれに本当の善意でお金を貸してくれる人もいるかもしれませんが、個人間融資のほとんどは「違法な闇金業者」と思うべきです。
違法業者は「個人間融資なら検挙されないだろう」という考えのもと、個人を装って融資の勧誘をおこないます。個人間融資を利用すると、闇金と同じく違法な金利を取られることはもちろん、個人情報が悪用されたりというケースもあります。
即日融資を受けたいなら大手消費者金融
どうしても今日中にお金が必要という場合でも、無審査で貸しますと謳う金融機関ではなく、テレビCMなどで有名な大手の消費者金融を利用しましょう。
ここまで紹介してきたような危険な目に遭わないためにも、全国的に知名度が高く利用者数の多いサービスを使うのが正解です。
大手消費者金融を利用すべき理由
大手消費者金融は申し込み時に本人確認書類の提出はもちろん、職場の在籍確認や収入証明書の提出(借り入れ額による)などの手続きが必要です。
たしかに審査の手続きは面倒ですが、厳格な審査をしてもらってでも大手消費者金融を利用すべきなのには、それなりの理由があります。
貸金業者として正規の登録をしている
大手消費者金融を利用すべき最大の理由は「安心できる正規の貸金業者だから」という点につきます。
さきほどご紹介した金融庁の「登録貸金業者情報検索サービス」で検索してみるとわかりますが、大手消費者金融は財務局長に貸金業の申請をして承認を得ています。
財務局長の承認を得ている業者ということは、貸金業法を遵守している安心できる業者の証とも言えるのです。
利息制限法で決められた安心できる金利
大手消費者を利用すべき、二つ目の理由は「安心できる金利が設定されているから」です。
正規の貸金業は「利息制限法で定められた上限金利を遵守する」ことが求められます。利息制限法では融資額に応じた金利が以下のとおり定められており、貸金業者は上限金利の範囲内で融資をしなければなりません。
融資額 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 20% |
10万円超~100万円未満 | 18% |
100万円以上 | 15% |
大手消費者金融は貸金業法を遵守している業者ですので、違法業者のように法外な利息をとることはありません。
暴力的な取り立てがなく対応も親切
大手消費者金融は、万一返済が滞ったとしても高圧的な取り立てはしません。
貸金業法には返済が滞った人に対しても、「私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない」という取り決めがあります。
大手消費者金融でお金を借りて万一返済できなかった場合、本人の連絡先や職場に督促の電話がかかってくることはありますが、暴力的な言葉を使ったり嫌がらせをしたりといったことはしません。
借入・返済方法が豊富
大手消費者金融では厳格な審査が行われ、書類の提出などに時間を要するケースもありますが、それでも最短即日融資を受けることは可能です。
とくにアプリを利用すれば、平日夜間や土日でも借り入れできる場合がありますので、違法業者を利用しなくても急ぎの資金を用意することは可能です。
即日融資を優先するならこの3社
大手消費者金融の中でも即日融資を優先して受けたい場合は、以下の3社が最適です。
3社とも申込をした日の融資が可能です。その日の夕方に申込をしても、当日中に融資を受けられる可能性があるといえるでしょう。
また、それぞれの金融機関は異なる審査基準を設けていますので異なる審査基準を設けていますので、1社で落ちてしまったからといって別の会社でも落ちてしまうとは限りません。「アコムは落ちたけどプロミスは通った!」などは良く聞く話ですので、ぜひ再度検討してみましょう。
①即日融資のできるカードローン:アコム
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループが運営する消費者金融です。
最短20分※での融資はもちろんのこと、アコムは数ある消費者金融の中で利用者が最も多いことで有名です。
それだけ多くの人から信頼・安心して利用されているカードローンということですね。
{small: ※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
②即日融資のできるカードローン:プロミス
プロミスも大手銀行グループが運営する消費者金融です。
審査や在籍確認について自由に相談できる問合せフォームや電話での相談窓口も設置されていますので、担当者への相談がしやすい環境が整っているカードローンになります。
③即日融資のできるカードローン:アイフル
アイフルは大手消費者金融の中では珍しいノンバンクのカードローンです。
24時間対応のチャットサポートや、女性専用の相談窓口が用意さているなど、相談しやすい環境があります。即日融資にも対応していますので、ぜひ検討してみましょう。
利用するならCMをやっている大手の金融機関を
CMでお馴染みの消費者金融業者は財務局長の許可を受け、貸金業法を守って営業をしています。また、金利の上限が決められているため、必要以上の金利を支払わずに済みます。大手消費者金融は高圧的な取り立ては禁止されていますが、だからと言って延滞してもいいということではないことに注意しましょう。
大手消費者金融で審査落ちしたときの対策
大手消費者金融の審査では「本人の年収」「他社借り入れ状況」「勤続年数」などの審査が実施されますので、申し込む人によっては審査落ちしてしまうこともあります。
ただ、大手消費者金融に落ちたとしても対策はありますので、安易に無審査の違法業者を利用するのはやめましょう。
中小の消費者金融に申し込む
大手消費者金融の審査に落ちた場合でも、中小の消費者金融に申し込めば審査通過できる可能性があります。
消費者金融の審査基準は業者によって若干異なりますので、大手で融資を受けられない場合でも「少額融資なら中小消費者金融で借りられた」というケースはいくらでもあります。
中小消費者金融の審査にとおりやすい理由
中小の消費者金融は、大手消費者金融とは異なる審査基準を採用しているケースがあるため、大手に落ちた人でも審査通過できる可能性があります。
大手消費者金融は自動で審査結果を判定する「スコアリングシステム」を採用しています。スコアリングシステムは申し込み者の情報を点数化し、一定基準に満たない人を足切りするものです。
一方、中小消費者金融のなかには大手消費者金融と同じようなスコアリングシステムを採用しているところもあれば、審査結果に「窓口審査での人物評価」を加味する業者もあります。たとえばデータ上では審査通過は厳しいが、面談の結果人柄を判断して融資をおこなうケースもあるのです。
ただし、あくまでも審査の基準は公開されていませんので、誰でも審査に通過できるという話ではありません。
安全に利用できる中小消費者金融の情報については、以下の記事でも詳しくご紹介しています。
公的機関に相談する
大手でも中小消費者金融でも借りられない場合は、違法業者を利用するよりも公的機関への相談を検討してみましょう。
全国にある社会福祉協議会では、生活困窮者に対し無利子で融資をしてくれる制度が用意されています。
生活福祉資金でお金を借りる
なんらかの事情で生活費が底をついたり、住居を失って住むところもないという場合には「生活福祉資金貸付制度」の利用を検討してみましょう。
「生活福祉資金貸付制度」にはいくつかの融資があり、「全国社会福祉協議会の公式ページ」で細かく紹介されています。
公的機関の相談場所
「生活福祉資金貸付制度」を利用したい場合は、住んでいる地域の市区町村社会福祉協議会に相談するようにしてください。
なお、困窮の程度によっては、一時的な融資よりも生活保護を視野にいれた相談も可能です。とにかく急を要するお金が必要だったとしても、違法業者を利用せずにまずは公的機関に相談することが大切です。
まとめ
無審査で即日融資をしてくれる業者は、一見すると「お金のない人の味方」に見えるかもしれません。しかし、実態は逆で「困窮している人をさらに追い込む違法業者」であるケースがほとんどです。
今回の記事でお伝えした大切な内容をおさらいしておきましょう。
この記事のまとめ
- 無審査で融資する業者は、貸金業の登録をしていない違法業者である可能性が高い
- 違法業者のほとんどは法外な金利をとったり、暴力的な取り立てをするので利用してはいけない
- 即日融資を希望するなら審査が面倒でも安心できる大手消費者金融を利用するべき
- 大手消費者金融の審査に落ちた場合は、中小消費者金融や公的融資を検討する
本当に困った時は公的機関に相談して
急にお金が必要になった時にお金を借りることができたら助かりますね。でも、お金を借りる時は財務局長の許可を受け、貸金業法を守って営業をしている業者に借りるのが鉄則です。どうしても審査に通らず困った場合は、無審査の違法業者に借りるのではなく、住んでいる地域の社会福祉協議会に相談しましょう。
日ごろからお金との付き合い方は計画的に
日ごろから、自分の収入に見合った支出を心がけることは大事ですが、予期せぬ出費に見舞われることもあります。そんなときは動揺せずに、落ち着いて信頼のおける貸金業者か行政の窓口に相談するのが一番です。その場しのぎで取り繕っても、かえって後になって大きなトラブルに巻き込まれる恐れもあります。自分の知らないことや失敗は素直に認める謙虚さも大事ですね。
ファイナンシャルプランナー|安部智香
一度でも違法業者に手をつけると危険
そもそも、借りたお金はきちんと返済日に返すことが大前提です。返済能力がありきちんと期日に返済していれば、登録許可を受けているローン会社の審査が通らないということは避けられます。安易に違法業者からお金を借りて後悔をすることがないよう注意が必要です。