プロミスの審査に落ちる5つの原因とすぐにできる対処法
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ファイナンシャルプランナー
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。現在は、FPとして各種相談業務やセミナー講師として活躍する一方、多数の執筆活動も行っている。海外移住に関する相談にも対応しており、特にカナダや韓国への移住や金融・保険情報に関して多数の相談を受けている実績がある。
ファイナンシャルプランナー
慶応義塾大学卒業後、大手金融機関にて、営業・企画・総務・クレジット業務などを経験。また、自身のライフプランを見直して1億円資産の捻出方法を確立。現在、執筆、監修、セミナー・研修講師などで、金融商品、ライフプラン、資産運用の観点からアドバイスを行っている。著書「50代から老後の2000万円を貯める方法」がある。
プロミスの審査に落ちる原因|主な理由はこの5つ
画像引用:カードローン・エージェント
プロミスに申し込みをしたけど「審査に落ちてしまった」「審査落ちのメールが届いた」という人は少なくありません。
プロミスの審査落ちメールには
『審査の結果ご希望に添うことができません』
としか書かれていないためどうして審査に落ちてしまったのか気になる人も多いのではないでしょうか。
さっそく結論から言えば、プロミスの審査に落ちてしまう原因は以下の5つと言われています。
プロミスの審査に落ちる理由
- 1. 信用情報に傷がある
- 2. 複数の会社にローンの申し込みをしている
- 3. 申込内容に虚偽の記載がある
- 4. 収入が安定していない
- 5. 在籍確認ができない
1つずつ解説していきます。
原因1|信用情報に傷がある
そもそも審査とは「貸したお金をしっかりと返してくれる人物か」を判断するために行われています。
そのため、現在の返済能力はもちろんのこと「過去の実績」も重視されます。
もし過去に「金融事故」や「ローンの返済遅れ」といった信用情報の傷が残ってた場合、「お金をしっかりと返してくれる人物」だと判断されることはありません。
ですので、プロミス側に信用情報に傷があると判断されれば、審査に落ちてしまうのです
一方で、過去にローンを組んだことがあったとしてもしっかりと返済していた場合、評価が下がることはありません。
原因2|複数の会社にローンの申し込みをしている
何社からもお金を借りているということは、それだけお金に困っていると判断されます。
複数の貸金業者からお金を借りていて、返済が困難になっている人を「多重債務者」と呼び、審査では落とされる可能性が高いです。
またプロミスなど大手消費者金融には、貸金業法上の総量規制が適用されます。
年収の1/3を超える融資は法律で規制されているため、他社借り入れは件数だけでなく金額も審査結果を大きく左右します。
新しくローンを組むのであれば今のローンを完済し、返済能力があることを証明しなければ審査通過は難しいでしょう。
原因3|申込内容に虚偽の記載がある
信用とは、過去の返済実績はもちろん個人の誠実な態度も関係します。
例えば、他社で借りているお金があるのに「どこからも借りていない」と虚偽の申告をした場合、信用なしと判断されて審査に通過できなくなります。
プロミスは審査の際、信用情報機関に申し込み者の情報を問い合わせます。
そのため、他社から借りているお金をごまかすことは不可能です。
審査に不利になる情報でも包み隠さず申告してください。
原因4|収入が安定していない
安定した収入とは、「毎月決まった金額の収入があり、収入の変動が少ないこと」を指します。
一般的に毎月の収入に波のあるフリーランスやフリーターよりも、正社員や公務員の評価が高くなりやすい傾向にあります。
また正社員であっても、歩合給(実績によって金額が変わる給料)の割合が大きい場合は、安定した収入ではないと判断されることもあります。
原因5|在籍確認ができない
在籍確認とは、申し込みの時に申告した職場に在籍しているか確認するための作業です。
在籍確認が取れなければ審査が完了することはありません。
在籍確認の電話連絡は複数回行われると考えられますが、電話が繋がらなければ審査落ちに繋がります。
入力した電話番号が誤っていたことで電話が繋がらずに審査落ちしてしまうことも考えられますので、注意が必要です。
一次審査を通過して二次審査で落ちるのは「在籍確認が取れない時」
在籍確認を行うタイミングについて、プロミスでは以下のように規定しています。
出典:お申込みからご利用までの流れ|プロミス公式HP一次審査完了後、お申込時に入力いただく「希望連絡先」にお電話のうえ、審査に必要となる残りの項目をお伺いします。
つまり、在籍確認の電話がかかってきた時点で「属性情報」「生活状況」「信用情報」の項目をクリアしています。
一方で、在籍確認が取れなければ審査落ちとなってしまいます。
在籍確認がスムーズに進みやすい時間に電話をかけてもらうように、あらかじめプロミスに相談しておくこともおすすめです。
プロミスが審査の可否を判断する3つのポイント
プロミスでは、上記で説明した審査落ちする5つの原因に該当しないからと言って必ず審査に通るわけではありません。
該当しないと判断された人の中から、さらに以下の3項目で審査可否を判断していきます。
プロミスが審査の可否を判断する3つのポイント
- 属性情報
- 生活状況
- 信用情報
属性情報|年収や勤続年数から「返済能力」を判断
プロミスは、「貸したお金が確実に返ってくるのか」という申込者の返済能力を重視して審査します。
そのため、返済能力に直結する「収入面」は非常に重要な審査項目です。
単に高収入かどうかではなく、「安定して一定額を返済できるか」が審査されます。
さらに、勤続年数も審査の対象になります。
転職したばかりなどで勤続期間が短い場合は、「安定した収入がない」と判断されやすいです。
最低でも半年以上は、同じ会社で働いていることが望ましいです。
生活状況|住居やローンの有無で「返済余力」を判断
賃貸の人よりも、持ち家の人の方が夜逃げなどによる貸し倒れのリスクが少ないと判断されやすいです。
また、現在の住宅ローンについて「ローンを払っていてプロミスの返済ができるのか」を調べるために審査されます。
ローンや家賃の支払いがある場合は自由に使えるお金が少なくなるため、金額によっては返済する余裕がないと判断されやすくなります。
信用情報|借入残高や件数から「個人の信用」を判断
ここでは申込者の信用情報をさらに細かくチェックされます。他の金融機関でお金を借りている人や多重債務者が申込んできた場合、返済能力に疑問が生じるのは当然です。
また、過去に返済遅れや返済不能などの「金融事故」を起こした人は、返済能力がないと判断されます。
自己破産経験がある人も同様に審査に通ることは難しいでしょう。
審査に落ちた場合でも理由は教えてもらえない
審査に影響するのは、単に収入があるからと言うだけでなく、信用情報に問題はないのか。他社からの借入や住宅ローンを利用している場合には、新たに借り入れたお金を返済できる余裕があるのかなど、生活状況までも見ていきます。審査に落ちてしまったなら、ここに掲げていることに思い当たることがないかを考えてみて下さい。
プロミスの審査に落ちたときの対処法
ここからの内容
- お金が必要なのに審査に落ちてしまった
- 支払いの期日が直近なのにお金がまったくない
- 他の人は審査に落ちた場合どうしているの?
お金が必要な際に役立つカードローンですが、審査に落ちてしまうと当然利用することができません。
審査に落ちると非常に焦る気持ちになりますが、まずは落ち着いて別の解決策がないか考えてみましょう。
他のカードローンにも注目してみる
別の解決策とは、他社のカードローンに申し込みをするという方法です。もちろん、新たなカードローンに申し込みをする際は、審査に通過する必要があります。
しかし、カードローン会社ごとに審査基準は異なるので、プロミスの審査に落ちてしまったからといって、別のカードローンでも同様の結果になるとは限らないのです。
大手消費者金融は成約率を公開している
別のカードローンを検討するのであれば、大手消費者金融に注目してみてください。
大手消費者金融の中には、投資家に向けたIRで、「申し込みをした人のうち、どれくらいが契約に至ったかを示す成約率」を公開しています。
例えば、大手消費者金融のアコムでは成約率が44.8%とされています。
画像引用:アコム
確かにアコムでも審査に落ちている人はいますが、その一方で借りられている人が多くいることも事実です。カードローンを検討する際はこういった情報についても着目してみるのが良いでしょう。
利便性の高さに関してはプロミスとほぼ同等
プロミス以外を検討するにあたって、気になるポイントが利便性です。別の消費者金融を利用する場合、使いづらくないのかと不安に感じる人もいるでしょう。
結論、大手消費者金融で他社を利用したからといって、利便性が著しく落ちることはありません。
いずれも上限金利が年率18.0%となっており、インターネットで申し込みができます。借入・返済についてもプロミスと同様に大手のコンビニATMでご利用できます。
融資してもらえるか1秒診断
たとえば、プロミスと同じく大手である「アイフル」では、融資可能かどうかをその場で診断できる「1秒診断」サービスというものを提供しています。
画像引用:アイフル公式HP
公式サイトから利用することができ、年齢・雇用形態・年収・他社借入金額を入力すると、診断結果が表示されるようになっています。
もし「また審査に落ちてしまうのでは?」と不安に感じる方は1秒診断を試してみて、その結果で申込をするかどうかを決めるといいでしょう。
プロミス以外ならこの2社
プロミスと同じく大手消費者金融と呼ばれているのは「アイフル」「アコム」の2社です。
正直に言えばどちらの会社もプロミスとサービスの質は大きく変わりませんので、ぜひ検討してみてください。
アイフル
アイフルは大手消費者金融の中では珍しいノンバンクのカードローンサービスです。
全国のコンビニATMで借入ができることや、24時間対応のチャットサポートが用意されていることなど、ユーザーの利便性が高いところが特徴です。
アイフルもプロミスと同じく申込から審査までを最短30分で行っていますので、その日のうちにキャッシングを利用したい方は検討してみるのもいいでしょう。
アコム
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループが運営する消費者金融です。
利用者数は業界最多であり、即日融資や無利息期間など基本的なサービスはすべて備わっていますので、安心して利用できるカードローンサービスでしょう。
利用可能かどうかが瞬時にわかる「3秒診断」も簡単に受けれますので、気になる方はとりあえず診断を受けてみるのもいいでしょう。
まとめ
今回は「プロミスの審査に落ちた原因」と「次に取るべき対応策」に焦点を当てて紹介しました。
プロミスの審査に落ちても、残された方法は沢山あります。落ちてしまった原因を理解して対策を取り、今度こそ審査に通るようにしましょう。
この記事のポイント
- 審査では「返済能力」「返済余力」「個人の信用」を見られる
- 過去に返済遅れがあると評価が大きく下がる
- 一次審査に通過しても、在籍確認が取れないと落ちる
- プロミスの審査に落ちても他の消費者金融で通る場合がある
審査に落ちてしまったら、他の会社をあたる
申し込んだ会社から融資が受けられない場合、かなりショックだと思います。とはいえ、審査基準は会社ごとに違っています。A社がNGならB社にというように、他の会社をあたってみましょう。不安があるなら診断ツールを利用して、借り入れの可能性の確認を。また、借りるだけでなく、バイト等をして、自ら稼ぐことも忘れずに。
審査で落ちた理由は教えてくれない
どのカードローン会社でも言えることですが、まずは「安定した収入がある」ことが必須条件ですが、「信用情報に傷がないか」「複数の会社にローンのも申し込みをしていないか」などをチェックされます。それらに特に問題がないのであれば、審査に通る可能性はありますので、申し込み時に正確な情報を申告すること、書類に不備がないよう気をつけましょう。また、借入れを行う際は同時にきちんと返済計画もたてておくようにすることです。なお、審査に落ちてしまったら、他のカードローン会社にあたるのも一つの方法です。
ファイナンシャルプランナー|飯田道子
「返済能力が欠けている」と判断されたら審査に通らない
審査に通らない理由には、申込書の記入ミスや在籍確認が取れないことなどあります。ただ、最も大切なことは、借りたお金を返せるだけの収入があるのか、誠実に返してくれる人なのか、ということです。そのためには現在の収入が安定しているかだけでなく、過去の各種料金の延滞を確認、総合的に返済能力の有無を判断します。