みずほ銀行カードローンの審査を受けるべき人・やめておくべき人│申込手順も解説
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ファイナンシャルプランナー
短大卒業後、準大手証券会社に勤務。証券会社在職中は、約500名のお客様の資産運用のアドバイスを担当。結婚退職後は、証券会社在職中に得た知識を活かし投資による資産形成を行った後、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。現在は個人事務所を立ち上げ、個別相談、執筆業務、マネーセミナー講師として活動中。著書に「幸せなお金持ちになるマネーレッスン♪(パブラボ)」がある。
ファイナンシャルプランナー
慶応義塾大学卒業後、大手金融機関にて、営業・企画・総務・クレジット業務などを経験。また、自身のライフプランを見直して1億円資産の捻出方法を確立。現在、執筆、監修、セミナー・研修講師などで、金融商品、ライフプラン、資産運用の観点からアドバイスを行っている。著書「50代から老後の2000万円を貯める方法」がある。
この記事の目次
みずほ銀行カードローン
みずほ銀行の口座を持っている人なら、申込の手続きがネット上で完結。お手元のキャッシュカードを使って、ATMからお金を借りることも可能です。
※お借入金利はご利用限度額によって異なります。金利は変動金利です(2022年2月24日現在)。
※みずほ銀行カードローンのご利用は計画的に
実質年率 | 審査時間 | 無利息期間 |
---|---|---|
2.0%~14.0% | 最短翌営業日以降 | - |
みずほ銀行カードローンに向いている人・やめておくべき人
まずは、みずほ銀行カードローンにはどういった人が向いており、どういった人は申し込みをやめておいた方が良いのかを確認します。
ここでは、メガバンク3社のカードローンを比較し、みずほ銀行の優劣を見ていきましょう。
Point1:返済のしやすさ
どういったカードローンが「返済しやすい」と言えるのか?
それは、利息の金額を重視するのか、月々の返済負担を重視するのかで異なります。
銀行名 | 金利 | 最低返済額 |
---|---|---|
みずほ銀行 | 年2.0~14.0% | 2,000円 |
三井住友銀行 | 年1.5~14.5% | 2,000円※ |
三菱UFJ銀行 | 年1.8~14.6% | 1,000円 |
※毎月のご返済は、返済時点でのお借入残高によって約定返済金額が設定されます。
向いている人:金利重視
金利に着目してメガバンクのカードローンを比較すると、みずほ銀行は特に優秀であることがわかります。
上限・下限金利ともに、業界トップクラスの低さです。
やめておくべき人:無理なく返済したい人
一方、毎月の返済額はみずほ銀行カードローンが最も大きいことがわかります。
無理なく自分のペースで少しずつ返済したいという方は、みずほ銀行カードローン以外に目を向けた方がいいでしょう。
Point2:借りられる金額
カードローンの利用を検討している方にとって、実際にいくら借りられるのかは重要な確認事項だと思います。
まずは、メガバンク3社のスペックを比較しましょう。
金融機関 | 限度額 | 収入証明書 |
---|---|---|
みずほ銀行 | 10万~800万円 | 希望額50万円超で必要 |
三井住友銀行 | 10万~800万円 | 希望額50万円超で必要 |
三菱UFJ銀行 | 10万~500万円 | 希望額50万円超で必要 |
希望の借入金額にもよりますが、各社で大きな違いはありません。
限度額の上限は、三菱UFJ銀行が他2社より低めとなっていますが、10万~100万円程度の借り入れを希望しているような方であれば、特に問題ないかと思います。
向いている人:50万円以内の借入を希望している
一部例外もありますが、希望額が50万円以内であれば基本的にいずれのカードローンも身分証明書のみでお申し込みいただけます。
また、50万円程度なら、順調に返済を続ければ利息負担が大きくなりすぎる心配もいらないので、おすすめと言えます。
やめておくべき人:年収の1/3を超える借入を希望している
これは、みずほ銀行カードローンに限らないことですが、借入希望額が年収に対して多すぎる人は、そもそもカードローンをおすすめできません。
昨今は多くの銀行が「年収の1/3を超える融資」を自粛しており、そもそも審査が通らないのです。
みずほ銀行カードローンの利用条件
みずほ銀行カードローンを利用するには、入会申し込みを行ったうえで審査に通過し、自分に合った方法で借入・返済をしなくてはいけません。
申し込み前に以下の条件を確認しておくことが重要です。
20歳以上である
みずほ銀行カードローンは、成人している方でないと利用できません。
未成年の方は申し込みフォームの送信すらできないので、注意してください。
身分証明書を提出できる
審査の過程では、本人確認のために身分証明書の提出を求められます。
免許証や保険証など、現住所を確認できる書類を用意してください。
みずほ銀行カードローンの申込手順
単純に借り入れをするだけなら、みずほ銀行カードローンの公式サイトを確認するだけでも利用開始の手順はわかります。
しかし、早めの融資を希望しているのであれば、よりスムーズな流れで手続きを進めなくてはいけません。
早めにお金を用意したいという方は、以下の流れでみずほ銀行カードローンを利用してください。
- 1.公式サイトで申し込み
- 2.メールで審査結果通知
- 3.身分証明書の提出
- 4.カードローン口座の開設
1.公式サイトで申し込み
みずほ銀行カードローンの公式サイトにアクセスし、申し込みフォームの記入・送信を行います。
申し込みが完了すると、入会審査が行われます。
主な入力項目一覧
- みずほ銀行の口座番号
- 氏名・住所などの本人情報
- 年収・社名などの収入情報
- 住所・名義などの住居情報
- 借り入れ希望額と利用目的
(所要時間|約5分)
2.メールで審査結果通知
入会審査の結果は、登録したアドレスにメールで通知されます。
通知そのものには時間が掛かりませんが、審査に掛かる時間には個人差が大きく出るので注意してください。
(所要時間|約1分)
3.身分証明書の提出
審査終了後に届くメールには、画像アップロード用ページのURLが記載されています。
アクセスしたら、身分証明書をスマホで撮影して送信しましょう。
(所要時間|約1分)
4.カードローン口座の開設
身分証明書の提出による本人確認が完了すると、カードローン専用の口座が開設されます。
早めの借入を希望している場合、専用口座への振込入金を依頼してください。
審査をスムーズに進めてもらうためのポイント
審査に不安を抱える人は多いものですが、みずほ銀行カードローンの審査をスムーズに進めてもらうためのポイントだけでも確認しておきましょう。
申し込みの際にちょっとしたポイントを押さえておけば、みずほ銀行カードローンの審査も安心して受けられます。
正確かつ正直に申し込む
審査は、申し込みフォームの内容をもとに行われます。
フォームに記入された情報が正確であるほど審査はスムーズに進むので、特に年収情報などはミスの無いようにしてください。
身分証明書は運転免許証がおすすめ
運転免許証には、氏名・顔写真・現住所といった本人確認に必要な情報が全て印字されています。
従って、運転免許証を提出すれば、よりスムーズかつスピーディーに審査してもらえるでしょう。
10万円以下の希望額で申し込む
借入希望額が少ないほど踏み倒しの可能性が低くなるので、高額融資を希望するよりリスクが小さいと判断されます。
実際に設定される限度額は収入状況等に応じて設定されるので、安心して少ない金額で申し込んでください。
大きなトラブルを起こしていない
クレジットカードの強制解約や自己破産といったお金のトラブルを起こしていると、ブラックリスト入りしているため審査に通過できません。
みずほ銀行カードローンの借入方法
みずほ銀行カードローンでは、カードローン機能付キャッシュカードが手に入るまでは借入できません。
インターネットバンキング「みずほダイレクト」を利用した借入方法もありますが、こちらもカードローン機能付キャッシュカードが手元に無いと利用できないので注意してください。
機能付与されたカードを使ってATMから借入
みずほ銀行のカードローンをスムーズに利用する方法は、手元のキャッシュカードに借入機能をつけることです。
みずほ銀行カードローンは全国のコンビニATMで利用できるため、旅行先で突然お金が足りなくなったときなどでも、臨機応変な対応ができます。
みずほ銀行カードローンの返済方法
みずほ銀行カードローンから借りたお金は、翌月から一定額ずつ返済していくことになります。
滞納することのないよう、自分のペースで毎月きちんと返済するために、返済方法や返済日、返済額についても確認しておきましょう。
2種類の返済方法が用意されている
みずほ銀行カードローンの返済方法は、以下の2通りです。
返済方法
- 自動引落とし
- 追加返済
基本的には自動引落しで最低金額の返済を行い、余裕があるときに追加返済をすることになるでしょう。
各返済方法については、以下をご参照ください。
自動引落し
みずほ銀行の口座から、毎月の返済日に最低返済額分の引落しが行われます。
みずほ銀行カードローンを利用する場合、メインの返済方法は基本的に自動引落しとなります。
追加返済
ATMからの直接入金、もしくは口座振込を利用することで、最低返済額以上の金額を返済できる方法です。
こちらはあくまでも「追加」の返済となるので、自動引落しは通常通り行われます。
返済日は毎月10日固定
みずほ銀行カードローンの返済日は、毎月10日に固定されています。
当日中に必要最低限のお金を用意できていれば、特に大きな問題はありません。
給料日の関係で、毎月10日が残高不足になりやすい方は、9日までに口座残高のチェックを行うようにしましょう。
返済額は借入金額によって変動する
毎月10日までに、どれだけの金額を口座に残しておけばいいのか?
それは、実際にいくら借入しているのかで変化します。
例えば、みずほ銀行カードローンの場合は2,000円以上20万円以下の場合は最低返済額が2,000円となり、20万円超40万円以下で4,000円、40万円超60万円以下で6,000円と借入金額に応じて増加します。
銀行カードローンを誰よりも賢く使いこなすコツ
みずほ銀行カードローンを使って賢く借り入れするには、何よりも「返済計画」を立てることが重要になってきます。
とは言え、「カードローンの利用計画なんてどうやって立てたらいいのかわからない…」といった方も多いのではないでしょうか?
そんな方も安心してください。カードローンを利用する際には、たった3つのポイントを押さえるだけで無理なくお得に借入できるようになります。
当日中に完済すれば利息ゼロ
すぐにでも実践できるのは、借入金の即日返済です。借りた当日に返済すれば、無駄な利息の発生を防げます。
例)借入したその日に返済した場合
「借入残高×金利÷365日×借入日数(0日)=利息(0円)」
上記のように、利息は「借入残高」「金利」「利用日数」という3要素によって算出されます。
つまり、借入したその日のうちに全額返済できれば、利息を一切払わずに済むのです。
また、借りた当日の返済が難しい場合でも、できるだけ早く返済することで利息を最小限に抑えることが可能です。給料日前やボーナスの時期と合わせて早期で返済してきましょう。
毎月追加返済していきたい目標額を決める
まとまったお金を借りる場合、即日返済するのは難しいものですよね。
長期的に少額ずつ返済することを希望する方は、毎月どれくらい追加返済していくのか考えてみましょう。
とはいえ、積極的に追加返済すれば早期完済できるものの、無理に行うと逆効果です。
無理のないペースで効率的に返済するため、以下の手順で返済プランを立ててみてください。
- 現在捻出できる金額を出す
- 毎月の出費を見直す
- 節約できる出費を見つける
- 目標の返済額を設定する
毎月の出費を見直すことが大切!
返済プランを検討する際に重要なのは、出費の見直しです。
月々の出費の中で節約できるポイントが見つかれば、浮いたお金を支払いに回して効果的かつ無理のない追加返済が行えるでしょう。
そのためにも、まずは出費を「固定費」と「変動費」に仕分けてみてください。
固定費
- 住居費
- 通信費
- 光熱費
- 教育費
- 保険料…etc
変動費
- 食費
- 交際費
- 交通費
- 衣類代…etc
固定費は、公共料金や社会保険料といった簡単に増減しない出費ですが、その分節約できれば半永久的にお金が浮きます。
対して、変動費は日々の心がけで簡単に節約可能です。今日からでも改善しやすい項目なので、まずは変動費の節約から始めてみましょう。
追加返済によって節約できる利息総額を確認
追加返済していくことで、実際どれだけの利息を節約できるのか確認してみましょう。
いくらお金が浮くのかが分かれば、それだけでも返済のモチベーションを維持できるはずです。
例えば、月々+5,000円の追加返済していくだけでも、支払う合計利息は全く違ってきます。
例)金利14.0%で借入、毎月1万円ずつ返済した場合
10万円借りた場合の利息総額
- 毎月1万円だけ返済 6,984円
- 毎月+5,000円追加返済 4,724円
- 利息総額の差 2,260円
20万円借りた場合の利息総額
- 毎月1万円だけ返済 29,123円
- 毎月+5,000円追加返済 18,702円
- 利息総額の差 10,421円
30万円借りた場合の利息総額
- 毎月1万円だけ返済 71,475円
- 毎月+5,000円追加返済 43,684円
- 利息総額の差 27,791円
40万円借りた場合の利息総額
- 毎月1万円だけ返済 142,076円
- 毎月+5,000円追加返済 82,050円
- 利息総額の差 60,026円
50万円借りた場合の利息総額
- 毎月1万円だけ返済 254,982円
- 毎月+5,000円追加返済 137,025円
- 利息総額の差 117,957円
※借入条件によって金額が異なる場合もあります
毎月5,000円ずつ追加返済するだけでも、合計利息をかなり引き下げることができるのです。
無理のないペースで返済することが前提ではありますが、実際に借入した際は少額でも追加返済していくことを心がけてみてください。
みずほ銀行カードローンの口コミ・評判
実際にみずほ銀行カードローンを利用したことのある方の口コミをいくつか掲載しています。評判はいずれも好評のようです。
国内大手の都市銀行のカードローンで有る事から、借り入れや返済に伴う不安は有りません。しっかりとした返済計画が立てられる人で有ればお薦めのカードローンで有ると言えます。
口コミをもっとみる借入金額も安かったのが良かったのか、特に厳しいと感じることも無く、スムーズに進みました。
口コミをもっとみる手続きは全てオンラインで完結したため、簡単でした。スムーズに手続きができると思います。
口コミをもっとみるみずほ銀行カードローン
みずほ銀行の口座を持っている人なら、申込の手続きがネット上で完結。お手元のキャッシュカードを使って、ATMからお金を借りることも可能です。
※お借入金利はご利用限度額によって異なります。金利は変動金利です(2022年2月24日現在)。
※みずほ銀行カードローンのご利用は計画的に
実質年率 | 審査時間 | 無利息期間 |
---|---|---|
2.0%~14.0% | 最短翌営業日以降 | - |
完済までの計画を立ててから借りるのが◎
お金を借りるということは、これからきちんと返していかなければならないということです。毎月どのくらい返済できるのか、その金額の返済ならどのくらいで完済できるのかをしっかり考えましょう。余裕がある月は積極的に追加返済をして、少しでも早く完済したいですね。
Q&A|みずほ銀行カードローンの「よくある質問」
最後に、みずほ銀行カードローンに関するよくある質問とその答えを紹介します。
実際に利用するうえで生じるちょっとした疑問にも答えているので、ぜひ目を通してみてください。
初回の返済日は?
A.融資を受けた翌月の10日が初回返済日です
みずほ銀行カードローンの返済日は毎月10日に固定されていますので、初回の返済日も融資を受けてから翌月の10日となります。
Q.限度額は増やせる?
A.再審査の結果次第で増額してもらえます
みずほ銀行カードローンの限度額は、借入中でも増額申請することで再検討してもらえます。
その際に再度審査を受ける必要があり、利用実績に何らかの問題があった場合は、残念ながら増額してもらえません。
増額の審査は、初回契約時より時間がかかることが想定されるので、お急ぎの方は審査の早い他のカードローンに新規申し込みする等の打開策を検討してみてください。
Q.借入があっても住宅ローンは組める?
A.完済している必要があります
みずほ銀行カードローンから借入がある状態では、残念ながらローン審査に不利となってしまいます。
ただし、完済さえしていれば問題視されないので、過去に借入した経験があるだけなら大丈夫です。
Q.カードローンの解約方法は?
A.電話または取引店舗にて直接手続きができる
電話の場合は専用ダイヤル(0120-324―555)に問い合わせることで手続きを行ってくれます。
解約する場合は元金や貸越利息を清算の上、ローンカードと返済用普通預金口座のキャッシュカードが必要になりますので事前に準備しておきましょう。
借金があると住宅ローンの審査に不利
無計画にカードローンの利用を繰り返していると、将来マイホームを購入したいとと思った時に住宅ローンが組めなくて、マイホームを諦めないといけなくなるというのは悲しいですね。カードローンを利用する時は、借入の目的をしっかり考えて、返済計画をきちんとたてるようにしましょう。
自分に合ったカードローンを選ぶ
銀行系、信販・クレジット系、さまざまなカードローンがありますが、大切なのは、自分のニーズにぴったり合っているか、を見極めて利用することです。自分のライフスタイルに合ったカードローンを選んで、無理のない範囲で効率よく返済していくようにしましょう。なお、無計画にカードローンの利用を繰り返し、住宅ローンや教育ローンなどを組めなくなることだけは避けましょう。計画性をもって借入れ、返済することが大切です。
ファイナンシャルプランナー|安部智香
各銀行のカードローンはネット申込が主
急にお金が必要になった場合に、店舗に行かなくてもネットで申し込みができるというのは、助かりますね。50万円以下の借入なら、身分証だけで借りられるのも便利です。ただし、お金を借りる時は「借りられる金額」より「返せる金額」をしっかり考えることが大切です。